以下の文章は、TorrentFreakの「Twitter Copyright Notices Have Doubled in Half a Year」という記事を翻訳したものである。

TorrentFreak

Twitter社は半期透明性レポートを公表し、受領した削除通知の数がこの6ヶ月間で2倍に増加したことを明らかにした。だがこうした著作権通知の半数以上は、不適切なものや虚偽、あるいは対応不能なものが占めていたため、同プラットフォームからは削除されてはいない。

ほかの多くのオンラインプラットフォームと同じように、著作権者はTwitterに対し、定期的に海賊版へのリンクを含むツイートを削除するよう要請している。

たとえそれが米国大統領のツイートであれ、でたらめな海賊版サイトであれ、ソーシャルメディアプラットフォームは要請に応じて調査を行い、必要とあらば削除する。

Twitter社は先程、新たな透明性レポートを公開し、最近の削除傾向を明らかにした。レポートによると、今年上半期に受け付けた著作権通知の数は、過去6ヶ月間と比較して急増していた。

「前回のレポート以降、DMCAに基づく削除通知が101%増加した」とTwitter社は報告している。この中にはトルコや日本からの大量の不正なDMCA通知が多く含まれているという。

今年1月から6月までに計106,951件のDMCA通知が受理されたが、2018年下半期の53,094件に比べると激増している。だが、ツイートの削除とコンテンツの非公開化が同様に増加しているわけではない。

ツイートの削除数は46%増加して113,015件に上ったが、同期間に削除されたメディアは前期比で4%減少し、計266,699件だった。

これが示唆しているのは、削除通知1件に含まれるツイートやメディアの数が少なくなっているということだろう。

Twitter社が対応した削除通知の割合も大幅に減少した。削除されたコンテンツの割合は平均すると半数以下(45%)で、前期の62%から大きく減少している。

上記の画像はTwitter宛に送られた通知の数だが、同社はストリーミングプラットフォームのPeriscopeも所有し、運営している。Periscopeが受け取った著作権通知の数は、過去半年で約10%増加して26,331件となった。

Twitter、Periscopeが受領した著作権通知を合わせると、その3分の1以上が一握りの報告者から送信されていた。音楽業界団体のIFPIが最も多く、Netresult、LeakID、Athletia Sports、LaLigaがそれに続く。

このレポートの中でも最も急増していた数字が、著作権クレームに異議を唱える反論通知の数だ。3966件と前期に比べて285%も増加している。

この急増については、Twitter社もレポートのなかで強調しているが、DMCAに違反した削除通知の増加と一部関連しているようだ。同社は今後もこのトレンドを注視し、TwitterとPeriscopeのユーザを保護する安全対策を講じていくという。

こうした削除は他人事ではない。我々TorrentFreakも今年、米国の大手エンターテイメント企業「Starz」から、テレビ番組のリークを指摘した記事に関連して、我々やその他のユーザのツイートが削除されている

Twitter社はこの削除要請を受理・対応したものの、我々や他の人々からの異議申し立てを受けて要請そのものが撤回された。

商標通知や情報開示請求、規約そのたの理由による削除要請も含めたTwitterの透明性レポート全体はこちらから

Twitter Copyright Notices Have Doubled in Half a Year – TorrentFreak

Author: Ernesto / TorrentFreak / CC BY-NC 3.0
Publication Date: November 02, 2019
Translation: heatwave_p2p
Material of Header Image: Jimmy Ofisia / raphaelsilva