Antitrust Freedom of Speech Monopoly
プラットフォームのモデレーションに不満があるのに、どうしてそのプラットフォームから抜け出せないのか
「愛する人たち、関心を寄せるコミュニティ、信頼を寄せる顧客を人質に取られているから、プラットフォームのすべてを容認せざるをえないのだ。プラットフォームとの決別は、その人たちとの決別を意味するのである」。
「愛する人たち、関心を寄せるコミュニティ、信頼を寄せる顧客を人質に取られているから、プラットフォームのすべてを容認せざるをえないのだ。プラットフォームとの決別は、その人たちとの決別を意味するのである」。
以下の文章は、Access Nowの「Meta, Alphabet, and Amazon: A s 続きを読む…
デジタルサービス法(DSA)、デジタル市場法(DMA)は良い意味でも悪い意味でも、違法・有害コンテンツ規制のあり方、デジタル領域における競争のあり方を世界規模で変えるものになる。EUという遠く離れた地域の規制であっても、日本に住む我々の情報流通、さらには人権・表現の自由にさえ、直接的な(あるいは潜在的な)影響を及ぼすことになるだろう。
AppleのApp Storeの制限は、自分たちの社会の基盤となるエコシステムそのものを破壊する。新世代のイノベーターたちは、支配的なデジタルプラットフォームを通じて、創造的な挑戦や探求、共有の自由は与えられていない。こうした自由を認めないAppleの制限によって、さまざまなイノベーションの芽が摘まれることになってしまうだろう。
競争が重要なのは、価格を下げたり、製品を良くしたりするためだけではない。競争が重要なのは、それによって我々が自己決定権を行使できるからだ。
複雑な文脈を理解できないアルゴリズムによって「テロコンテンツ」とみなされてしまえば、未来永劫そのコンテンツはネット上から排除され続けることになる。
通信品位法230条を殺しても、プラットフォームのモデレーションを制限しても、ビッグテックの問題は解決しない。
ネットワーク効果はユーザをかき集め、スイッチングコストはユーザを縛り付ける。巨大プラットフォームはこの2つをテコに支配力を強めてきた。
インターネットはチャンスを広げることを約束した。だが、企業は競争が働かないほどに巨大化することで、あるいはサプライチェーンやエコシステムを垂直独占することで自らを守るようになった。