金融という名のイカサマ

毎日搾取されながらも、自分より賢そうな人間がもっともらしい説明で「すべて合法で正当だ」と言う世界に生きていれば、制度への信頼、専門家への信頼、合法的プロセスへの信頼をすべて投げ捨て、自分のために不正をしてやると約束する独裁者に身を委ねたくなる。それは当然のことだ。

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常に交渉を強いられる社会はたいへんに疲弊する

「買い手が気をつけろ」を世界の運営原則にすることは、単に労働者から富裕層への移転ではない。交渉に疲弊する人々から、交渉に活力を得る人々への移転なのだ。人間の思考様式の多様な差異のうち、たった1つだけを取り出して、それを成功の唯一最大の基準、人生の機会を決定づける最大の要因に仕立て上げるやり方だ。

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トランプと威光を失う米ドル

トランプの通商「哲学」を最も的確に言い当てたのは、Trashfutureのノヴェンバー・ケリーだろう。ケリーいわく、トランプは自分に有利なイカサマポーカーのテーブルをひっくり返している――そもそもゲームに参加するふりをすること自体が我慢ならないからだ、と。

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「柔軟な労働力」は誰に利益をもたらし、誰にリスクを押しつけるのか

資本の側が語る「柔軟な労働力」の物語では、労働者を請負人に再分類すればリスクはどこかに消えてなくなることになっている。だが、それは事実ではない。労働者にリスクを転嫁することでしか持続的な事業運営を維持できない企業とは、その利益を生み出す労働者が経営陣の失態に伴うリスクを引き受けているからこそ存在できている企業にすぎないのだ。

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