以下の文章は、電子フロンティア財団の「It’s Copyright Week 2023: Join Us in the Fight for Better Copyright Law and Policy」という記事を翻訳したものである。

Electronic Frontier Foundation

我々は、著作権政策の指針となるべき重要な原則を指示する行動・議論のための「著作権ウィーク」に参加している。今週は連日、さまざまなグループは著作権法や著作権政策のさまざまな課題を取り上げ、何が問題となっているのか、そして著作権がクリエイティビティとイノベーションの促進のためにどのような役割を果たすべきかを取り上げる。

インターネットの副作用として興味深いのは、それ以前にくらべてより多くの人たちが著作権を意識するようになったことだ。見ようとしたコンテンツが「このメディアは著作権クレームのため利用できなくなりました」という文言とともに消されていたという経験はほとんどの人が共有している。著作権は、日々目にするエンターテイメントから、修理できる機器の種類に至るまで、あらゆるものに影響している。それゆえ、万人のための著作権法と政策のために戦わなければならないのである。

11年前、インターネットユーザ、非営利団体、インターネット企業からなる連合が、Stop Online Piracy Act(SOPA)とPROTECT IP Act(PIPA)という法案を止めた。この法案は、インターネット企業に対し、著作権侵害コンテンツをホストしていると非難されたウェブサイトをブラックリスト化して遮断することを義務づける法案だった。著作権行使の名の下に検閲を可能にし、適法な言論を葬り去るものだったのだ。

昨年、米国では著作権や著作権に関連した悪質な法案が数多く提出された。幸いにして、何千もの人々が声を上げてくれたおかげで、いずれも年末の議会で通過必須法案にねじ込まれることはなかった。

しかし、今週の著作権ウィークは、悪しき提案を阻止するためだけのものではない。我々全員にとって、前向きな変化を――たとえば、修理する権利、フェアユース、そしてパブリックドメインついて祝うための期間でもある。

毎年、EFFをはじめ多様な団体が著作権ウィークに参加している。我々は毎年、5つの著作権の問題を取り上げ、著作権法の原則を提唱している。今年のイシューは――

  • 月曜日:パブリックドメイン。パブリックドメインは、技術革新と知識へのアクセスのための重要なリソースである。著作権は、頑健かつアクセス可能なパブリックドメインを抑止するものではなく、促進ものでなければならない。
  • 火曜日:デジタル所有権。我々が購入するモノはますますデジタルフォーマットや、ソフトウェアを備えたデバイスとして流通するようになっている。それは同時に、我々に負担を強いるライセンス契約や技術的制限を伴うものになっている。購入したのであれば、それは真に所有できなければならない。つまり、その機能を知り、修理し、不必要な機能を削除し、あるいは新たな方法で機能させるためにイジることができるべきなのである。
  • 水曜日:オープンアクセス。最新の情報へのアクセスにおける公平な競争環境の構築は、科学に貢献するのみならず、世界中の人権に不可欠である。コロナ禍にあって世界中で見られた反応が示すように、著作権はオープンなコラボレーションとグローバルな公平性を妨げるものであってはならない。
  • 木曜日:表現の自由とフェアユース。著作権政策は、クリエイティビティを奨励するものであるべきで、阻害するものとなってはならない。フェアユースはは、作品の批評・批判・共通文化の改変を可能にする。
  • 金曜日:著作権行使ツールを用いた検閲。表現の自由は、民主主義に不可欠な基本的人権である。著作権は言論を奨励するものでなくてはならず、言論を黙らせるための法的な棍棒となってはならない。

今週は毎日、これらトピックに関するブログ記事とアクションのリンクを、https://www.eff.org/copyrightweek とTwitterの #CopyrightWeek で共有する。

昨年、一昨年と述べたように、もしあなたもこの原則を支持してくれるのなら、ぜひとも共有して、我々とともにあなたの議員に著作権法にこれら原則を反映するようと伝えてほしい。

It’s Copyright Week 2023: Join Us in the Fight for Better Copyright Law and Policy | Electronic Frontier Foundation

Author: Katharine Trendacosta / EFF (CC BY 3.0 US)
Publication Date: January 16, 2023, 2022
Translation: heatwave_p2p

カテゴリー: Copyright