Corruption
「柔軟な労働力」は誰に利益をもたらし、誰にリスクを押しつけるのか
資本の側が語る「柔軟な労働力」の物語では、労働者を請負人に再分類すればリスクはどこかに消えてなくなることになっている。だが、それは事実ではない。労働者にリスクを転嫁することでしか持続的な事業運営を維持できない企業とは、その利益を生み出す労働者が経営陣の失態に伴うリスクを引き受けているからこそ存在できている企業にすぎないのだ。
資本の側が語る「柔軟な労働力」の物語では、労働者を請負人に再分類すればリスクはどこかに消えてなくなることになっている。だが、それは事実ではない。労働者にリスクを転嫁することでしか持続的な事業運営を維持できない企業とは、その利益を生み出す労働者が経営陣の失態に伴うリスクを引き受けているからこそ存在できている企業にすぎないのだ。
「ギグエコノミー」の本質は、この「アプリでやれば」という詭弁で労働法を骨抜きにし、経営者のリスクを労働者に押しつけることにある。そう、資本家は資本主義を嫌っているのだ。
仕事や学習、コミュニティ活動など、あらゆることにデバイスやネットワークを利用する世界では、それらデバイスやネットワークがどのように機能するかを決定する権利こそが基盤となる。