Copyright Regulation
Wikipedia イタリア語版よりブラックアウトのお知らせ
イタリア語、スペイン語、ポーランド語などのWikipediaが、EU著作権指令案への抗議のために機能を停止している。
イタリア語、スペイン語、ポーランド語などのWikipediaが、EU著作権指令案への抗議のために機能を停止している。
著作権フィルタの義務づけ、リンク税など、インターネット全体を巻き込むEU著作権指令案にWikimedia財団が強い反対の声を上げている。
欧州委員会は昨年、UGCプラットフォームに著作権フィルタリングを義務づけるEU指令草案を公表した。現在、欧州の2つのデジタル市民団体が著作権フィルターに反対するキャンペーンを展開している。
MPAA会長兼CEOのクリス・ドッドは、欧州が計画するジオ・ブロッキング規制は、映画産業を「著しく害することになる」と懸念を表明した。映画やテレビ番組に広くアクセスできるようになると、作品数が減少し、料金も高額になってしまうと警告している。
連邦通信委員会(FCC)によるセットトップボックス(STB:Set-Top-Box)市場開放プランに、著作権団体とケーブルTV業界は、海賊行為を助長し、セキュリティが脆弱になるとして反発している。しかし、権利者団体の中でも西部全米脚本家組合は、消費者の選択の幅を広げることで、クリエイターを含めてあらゆる層に利益がもたらされるとして賛成意見を表明している。
英国政府は、GoogleやFacebookなどの検索エンジンやソーシャルメディアに、著作権侵害を抑止するための対策を求めている。自主的な取り組みで効果が上がらなければ、法的に規制することも考えているという。
これまでドイツでは、カフェなどのオープンWi-Fiで著作権侵害が行われた場合、Wi-Fiの提供者が責任を問われる状況にあった。ドイツ政府は、その状況を改善することにしたようだ。
違法にアップロードされたテレビ番組やアニメ、映画へのリンクを掲載することに特化した、いわゆる「リーチサイト」を規制するための検討が始まるようだ。
400人のアーティストらとRIAAをはじめとする音楽産業団体は、現在の著作権法を改正するよう議会に求めている。彼らは、DMCAは時代遅れで、機能しておらず、有害であると主張し、彼らが直面とするパイラシーに対抗する強い手段が必要だという。