EUによる「プライベートな会話の大規模な盗聴」を許してはならない
国民のさらなる監視を受け入れさせるためであれば、政府は喜んでテロや子どもへの犯罪、その他残虐行為をことさらに強調するだろう。
国民のさらなる監視を受け入れさせるためであれば、政府は喜んでテロや子どもへの犯罪、その他残虐行為をことさらに強調するだろう。
Appleはこれまで強い批判を受けていたCSAM対策のためのクライントサイドスキャン計画を破棄したことを発表した。
エンドツーエンド暗号化を例外ではなく、ルールとして導入することで、よりセキュアなオンライン環境を育むことができる
若者を常時監視し、デジタルプライバシーを奪うのではなく、デジタル世界を安全に渡り歩けるように教育し、エンパワーしなければならない。
暗号化への攻撃やスパイウェアは、悪意あるアクターや権威主義政権に、統制(コントロール)のためのツールを捧げるに等しい。EUにおける暗号化の破壊は、全世界での暗号化を脆弱にする。
プライベートな会話は基本的人権である。他の権利と同様に、オンラインだからという理由で失われてはならない。だが欧州連合の新たな提案は、私たちのプライバシーの権利を奪い去ろうとしている。
人々と携帯電話の関係は、当然ながらパーソナルなものである。自身のプライベートな、そしておそらく最も親密なコミュニケーションが、政府の目的のために監視されるのは、多くの人にとって忌まわしいことだ。
スキャンは間違いを含み、その間違いによって児童虐待の冤罪が生み出されることもある。そのような冤罪がどれほどの頻度で起こるのか、それによってどれだけの人が被害を被るのか、それすら我々は知らない。
現在の英国オンライン安全法案は、表現の自由を脅かし、すべてのユーザのセキュリティ、プライバシーに不可欠な暗号化を脆弱にする。
欧州委員会にとって、この戦略は究極の免罪符と言える。この規則案は、「やり方は問わない、結果だけを重視する」と言って悪用への道を大きく広げる一方で、現実には目をつぶり、この規則案がもたらす巻き添え被害に対する一切の責任を放棄しているのだ。