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論文の海賊版対策を続けてもSci-Hubには勝てない

エルゼビアは海賊行為を隠そうとするのではなく、それを教訓として現実を受け止めなくてはならない。

パリ高等法院は、複数の国内大手ISPに海賊版ライブラリのSci-HubとLibGenへのアクセスをブロッキングするよう命じた。

スウェーデン通信監督当局は、エルゼビアに報復的セミブロッキングを実施しているISP「Bahnhof」への調査を開始した。

研究者から取り上げた著作権を利用して莫大な利益を得ている一握りの学術出版社。その反競争的行為が研究者の足枷になっているとして、欧州の研究者から批判が高まっている。

強欲な学術出版社とSci-hubの存在が、オープンアクセスを後押ししているのかもしれない。

学術出版社のエルゼビアと米化学会は、研究者ネットワークサイト「ResearchGate」の論文共有機能が著作権侵害を誘発しているとして米国で訴訟を起こした。

独「Vodafone」は、裁判所の命令に従い、学術論文レポジトリの「Libgen」へのブロッキングを開始した。

Sci-Hubは大手学術出版社Elsevierに訴えられ、数百万ドルの損害賠償請求に直面している。法廷闘争の末、Sci-Hubはドメイン名の１つを失った。しかし、Sci-Hubは依然として争う姿勢をみせている。