Privacy Security Surveillance
それを作れば彼らはやってくる:Appleが開く世界的な監視・検閲へのバックドア
Appleがそれを作れば、彼らはやってくる。Appleの善意によって、セキュリティの義務的脆弱化の道が世界中で開かれようとしている。
結局のところ、徹底的にドキュメント化され、慎重に検討され、ごく狭い範囲のバックドアだと言っても、バックドアであることに変わりはない。
ジャーナリストがエンド・ツー・エンドのデータフローを突き止めてようやく、Google PlayとAppleのApp Storeがユーザ保護のための措置を講じるのでは遅すぎる。
Goolgeはサードパーティ追跡の負の歴史から正しく教訓を学び、広告主のためにではなく、ユーザのために機能するブラウザを設計しなくてはならない。
このシステムは、すべて信頼の上に成り立つ。アプリがユーザの最善の利益のために機能していると信頼できなければ、ユーザがそのアプリを使用することはない。
危機的状況の真っ只中にあろうとも、監視はプライバシーを侵害し、言論の自由を奪い、弱い立場の人々に不均衡な負担を強いるものであることを考えれば、監視を求める政府の要求を注意深く評価しなければならない。
政府がパンデミックの封じ込めのために導入した監視インフラを、政治的スパイ活動に転用することは極めて容易だ。一方、政府が新たに手に入れた技術や監視権限を終わらせるのはまったく容易ではない。
熱感知カメラを用いたシステムが新型コロナ対策と称して売り込まれているが、その有効性は限定的であり、ネットワーク化すべき理由も、ましてや顔識別と組み合わせるべき理由はまったくない。