Censorship Freedom of Speech
偽情報(デマ)を見分けるのはあなたが思うほど簡単ではない
偽情報の「スーパースプレッダー」を特定するのは、彼らが発信する情報の量を考えれば容易い。だが、偽情報にシステムレベルで対処するのは容易なことではない。
偽情報の「スーパースプレッダー」を特定するのは、彼らが発信する情報の量を考えれば容易い。だが、偽情報にシステムレベルで対処するのは容易なことではない。
情報とその利用に関する保護を強化しても、それだけでは限界がある。多くの場合、個人情報の悪用によって人々が脆弱な立場に置かれないようにするためには、そもそも収集する情報の量を可能な限り制限するしかないのだ。
多数の顔識別システムを導入している米国政府は、すでに国民の権利を損ねている。だが、政府は27のシステムやClearview AIなどの商用システムでは飽き足らず、まだあなたの顔を監視したいのである。
Googleはジオフェンス令状について秘匿したり、刑事事件の被告が法廷で異議を唱えるまで黙認するのではなく、ユーザのセンシティブなデータを法執行機関に開示する前に、ユーザのために立ち上がるべきである。
ジオフェンス令状は、公共の場で抗議活動など自由な連帯のために必要な匿名性を排除し、表現の自由を損ねる。
対テロ戦争がもたらした永続的かつ有害な影響は、十分な情報を収集・分析すれば国家の安全が保たれるという考え方に囚われてしまったということだ。だが、どれだけの時間が経過しても、自らが監視対象になれば安全が保たれるなどというはっきりした証拠は示されていない。
インターネットはチャンスを広げることを約束した。だが、企業は競争が働かないほどに巨大化することで、あるいはサプライチェーンやエコシステムを垂直独占することで自らを守るようになった。
今日、我々が行うすべてのことにインターネットが関係している。明日には、すべてのことがインターネットを必要とするだろう。我々のデジタル・シチズンシップを、読めやしない利用規約や、破綻した異議申し立てプロセスのようなひどいやり方で台なしにさせてはならない。
クチンは扉を開くためのツールでなくてはならない。だが、これまでに提案・実装されてきたデジタルワクチンパスポートは、扉を閉ざしてしまう危険性が高いのである。
独占のシステムは猛獣のようなものだ。金を力に変え、その力を金に変え、その金を力に変えるサイクルなのだ。我々はこのサイクルを断ち切らなければならない。