Blocking Copyright
独最高裁:Sci-hubのブロッキングは「(文字通り)最後の手段」でなければならない
ドイツ連邦司法裁判所は、著作権者が海賊版サイトへのアクセスを制限するサイトブロッキング命令を要請できる条件を明確にした。
ドイツ連邦司法裁判所は、著作権者が海賊版サイトへのアクセスを制限するサイトブロッキング命令を要請できる条件を明確にした。
市民の通話、インターネット・アクセス、位置情報などのデータを、特別な理由もなく保存するという考えは、自由で開かれた社会の基本的価値と相容れないものである。
ヘイトスピーチ対策であろうと、方法を間違えれば人権侵害を引き起こす。そしてそれは、人権保護の不十分な国の状況をさらに悪化させてしまうことにもつながる。目的の正しさは方法の正しさを保証しない。
人気のビデオホスティングサービス「RapidVideo」が、海賊版サイトからのアクセスを遮断し始めたようだ。
ドイツ映画界の鬼才ヴェルナー・ヘルツォーク監督は、海賊版は好ましくはないとはしながらも、他の手段がない場合には仕方ないとの考えを示した。
独「Vodafone」は、裁判所の命令に従い、学術論文レポジトリの「Libgen」へのブロッキングを開始した。
ドイツ海賊党は6月24日に抗議集会を予定しているという。
Uploaded.netが独音楽著作権団体GEMAとの裁判に敗訴。Uploadedが積極的な著作権侵害対策を行わなかったとして、ユーザの著作権侵害に責任を負うとする判決が下された。
これまでドイツでは、カフェなどのオープンWi-Fiで著作権侵害が行われた場合、Wi-Fiの提供者が責任を問われる状況にあった。ドイツ政府は、その状況を改善することにしたようだ。