著作権保護の強化がWikipediaに危機をもたらす
現在進行中のDMCA見直し議論で、著作権者たちが求めている「テイクダウン・ステイダウン」システム。しかしその実現は、Wikipediaをはじめとするウィキメディア財団が運営するサービスに多大なコストとリスクをもたらすことになるという。
現在進行中のDMCA見直し議論で、著作権者たちが求めている「テイクダウン・ステイダウン」システム。しかしその実現は、Wikipediaをはじめとするウィキメディア財団が運営するサービスに多大なコストとリスクをもたらすことになるという。
アダルトビデオ会社から著作権侵害で訴えられていたアダルト系チューブサイトが、訴訟に勝利した。ユーザの著作権侵害に適切に対処してきたことが評価されたようだ。
ガンズ・アンド・ローゼスのアクセル・ローズは、自身の太ったネタ写真の削除をGoogleに要請したが、拒否された。
HBOはインターネットから『ゲーム・オブ・スローンズ』の海賊版を排除すべく、全力で取り組んでいる。しかし、彼らが削除しようとしているのは、GoTの各エピソードにとどまらない。HBOは、自社の最重要資産を守るため、PornHubの海賊版のヌードクリップや寄せ集め映像を注視していることを認めた。
米国で4Kコンテンツのプロテクトを解除可能な機器を販売していたとして、ワーナー・ブラザースらと小売業者との間で争われていた裁判が和解に至った。先月の中国企業との和解とは異なり、こちらは当該機器の販売停止や、525万ドルの損害賠償の支払いなどが和解の条件となったようだ。
米著作権局のDMCA見直し議論にて、DMCAで規定されている権利者削除の濫用によりフェアユース作品が不正に削除されている問題が争点の1つとなっている。しかし権利者サイドからは、フェアユースの濫用も同様に問題ではないか、との声が上がっている。
YouTubeに投稿されたブルーグラス音楽のレクチャー動画が、フェアユース出会ったにもかかわらず、コンテンツIDシステムに引っかかり非公開とされた。動画の投稿者は権利を主張するソニーミュージックに取り下げを求めたが、「フェアユースであっても使用料を払う」よう要求されたという。
Foxのアニメ番組『ファミリーガイ』に、YouTubeに投稿されたゲームバグ動画が使用された。その回の放送直後、Foxは自らが使用したバグ動画を、Foxの著作権を侵害したとしてYouTubeから削除した。
ブラウザ上でスーパーマリオブラザーズをプレイやステージの自作、ランダム生成などができた「フルスクリーンマリオ」。サイトから2年が経ち、Githubに残されていたリポジトリがついにDMCA削除されることとなった。
米国通信業界団体のUSTelecomは、誤認にもとづく削除通知や、侵害を繰り返すユーザのアカウントを停止するという昨今の動きに、反対の立場を表明した。また、ISPが削除通知を処理する以上のことを求められる必要はなく、著作権者の主張だけで加入者のアカウントが停止されるべきではないとも強調している。