Censorship Copyright Regulation
欧州:「ミームを守る」ために著作権フィルタリング指令に立ち向かおう!
欧州委員会は昨年、UGCプラットフォームに著作権フィルタリングを義務づけるEU指令草案を公表した。現在、欧州の2つのデジタル市民団体が著作権フィルターに反対するキャンペーンを展開している。
欧州委員会は昨年、UGCプラットフォームに著作権フィルタリングを義務づけるEU指令草案を公表した。現在、欧州の2つのデジタル市民団体が著作権フィルターに反対するキャンペーンを展開している。
欧州委員長のジャン=クロード・ユンケルが、欧州の著作権法を現代の環境に合わせるための提案を行った。そのなかには、サービスプロバイダへのフィルタリングの義務化や「リンク税」や「Google税」と揶揄されている出版者の権利などが含まれている。
侵害コンテンツへのリンクは違法行為なのか。欧州司法裁判所は、営利を目的とし、侵害を認識している場合には、リンクの掲載は『公衆送信』とみなしうると判断した。
欧州の「ネットワーク中立性」規則を修正を求めるEU Slowdownキャンペーンが開始された。
MPAA会長兼CEOのクリス・ドッドは、欧州が計画するジオ・ブロッキング規制は、映画産業を「著しく害することになる」と懸念を表明した。映画やテレビ番組に広くアクセスできるようになると、作品数が減少し、料金も高額になってしまうと警告している。
欧州連合知的財産庁の報告書によると、違法コピーはデジタル、フィジカル双方の音楽セールスに損失をもたらし、EU圏内の総損失額は年間収益のおよそ5%、1.7億ユーロにのぼるという。
これまでドイツでは、カフェなどのオープンWi-Fiで著作権侵害が行われた場合、Wi-Fiの提供者が責任を問われる状況にあった。ドイツ政府は、その状況を改善することにしたようだ。
欧州連合知的財産庁が公表した調査結果によると、欧州の若者の4人に1人が違法なソースを利用してコンテンツにアクセスしているという。彼らはなぜ著作権侵害をするのか。そして、どんな理由で著作権侵害をやめるのか。
特定の地域に住んでいないという理由で、コンテンツへのアクセスを制限する「ジオ・ブロッキング」。EUでは非競争的なビジネス慣習であり、海賊行為を助長するとして批判に晒されている。