Monopoly
人員削減というメタクソ化――利益はすべて株主に、コストはすべて消費者と労働者に
労働者は人員削減のコストを、その身体と精神で引き受けている。肉体的な疲弊だけではない。人員不足と直接的に相関する暴言や嫌がらせもある。苛立った客がスーパーの店員や客室乗務員、その他の最前線の労働者に怒りをぶつけるのだ。
労働者は人員削減のコストを、その身体と精神で引き受けている。肉体的な疲弊だけではない。人員不足と直接的に相関する暴言や嫌がらせもある。苛立った客がスーパーの店員や客室乗務員、その他の最前線の労働者に怒りをぶつけるのだ。
AIの物語とはそういうことだ。労働者の生産性や創造性を高めるという話ではない。これまでに投じられた7000億ドルの設備投資を回収する唯一の方法は、労働者をクビにすることだ。それも、大量に。
巡回セールスマン問題には最適解があった。コンピュータに奇妙で危険な近似ルートを算出させ、それがうまくいかなかったら労働者を叱責し、罰金を科せばいいのだ。ルートが最適化されるわけではないが、最適でないルートのコストをすべて労働者に転嫁できる。
競業避止義務契約に縛られている労働者の中央値は、最低賃金で働くファストフード労働者だ。競業避止義務契約を心配しなくていい人たちは誰か?シリコンバレーのテック労働者だ。
エンタメセクターもテックセクターもかつてないほどに儲かっている。なのにどうしてクリエイターにはお金が回らないのか。