EUデジタル市場法:欧州議会、公正かつ相互運用可能な市場に向けて第一歩を踏み出す
デジタル市場におけるゲートキーパー・プラットフォームの支配力を抑制し、公正な競争環境を整備することを目指すEUのデジタル市場法が、より実効的な修正提案を盛り込みながら、成立に向けて前進を続けている。
デジタル市場におけるゲートキーパー・プラットフォームの支配力を抑制し、公正な競争環境を整備することを目指すEUのデジタル市場法が、より実効的な修正提案を盛り込みながら、成立に向けて前進を続けている。
ヘイトスピーチ対策であろうと、方法を間違えれば人権侵害を引き起こす。そしてそれは、人権保護の不十分な国の状況をさらに悪化させてしまうことにもつながる。目的の正しさは方法の正しさを保証しない。
ジュリア・レダ前欧州議員が、欧州デジタルサービス法が表現の自由にもたらす危険性を指摘し、警鐘を鳴らしている。
デジタルサービス法(DSA)、デジタル市場法(DMA)は良い意味でも悪い意味でも、違法・有害コンテンツ規制のあり方、デジタル領域における競争のあり方を世界規模で変えるものになる。EUという遠く離れた地域の規制であっても、日本に住む我々の情報流通、さらには人権・表現の自由にさえ、直接的な(あるいは潜在的な)影響を及ぼすことになるだろう。
EUデジタルサービス法は、人権保護、言論・表現の自由、プライバシーとセキュリティを損なうことなく、ヘイトスピーチ、誤情報、大規模プラットフォームでのコントロールの欠如といった難題に対処できることを示さなくてはならない。
欧州インターネットサービス法は、オンライン上の人権を保護し、欧州市民が自分のインターネット体験をより自由にコントロールできるものでなくてはならない。
欧州は著作権フィルターだけでは飽き足らず、あらゆる表現がフィルタリングされ、自動的に選別される世界を望んでいるようだ。
以下の文章は、電子フロンティア財団の「Orders from the Top: The EU’s T 続きを読む…
欧州委員会が「デジタル市場法」の草案を公表した。EFFがこのプラットフォーム規制案の良い点・悪い点を概説している。
本日、欧州委員会がデジタルサービス法の草案を発表した。EFFは一部評価しつつも、相互運用性への手当て等が不足していると指摘している。