Freedom of Speech
危機的状況におけるコンテンツ・ガバナンス:プラットフォームはいかにして人権を守るべきか
国際・紛争地域のデジタルライツ団体が共同で「危機的状況でのコンテンツモデレーションに関する原則」を発表し、危機の前・発生時・後にソーシャルメディアが果たすべき役割・責任を提言した。
国際・紛争地域のデジタルライツ団体が共同で「危機的状況でのコンテンツモデレーションに関する原則」を発表し、危機の前・発生時・後にソーシャルメディアが果たすべき役割・責任を提言した。
曖昧で適用範囲が広すぎるコミュニティスタンダードでは、何が言えて何が言えないのかをユーザが真に理解することはできない。
偽情報の「スーパースプレッダー」を特定するのは、彼らが発信する情報の量を考えれば容易い。だが、偽情報にシステムレベルで対処するのは容易なことではない。
プラットフォームの「偏向」は誰にでも客観的に判断できると考えるのは愚かだ。とりわけ、政府機関にその判断を委ねるのは危険ですらある。
ソーシャルメディアによる過激主義コンテンツ規制が、人権侵害の証拠や記録をも削除している――EFFをはじめとする人権団体がクライストチャーチ・コールに警鐘を鳴らしている。
コンテンツ・モデレーションは現代のソーシャルメディアに不可欠な要素である。しかし、その実施は簡単なものではない。
欧州委員会は、加盟国にウェブサービスにテロ関連コンテンツの削除を命じる権限を与え、1時間以内の削除を義務づける規制を提案した。違反した場合の罰則は、最大で前年売上高の4%になるという。
7月1日よりSNS税が導入されたウガンダでは、課税回避のためにVPNの需要が高まっている。
民間検閲を抑止するための取り組みとして歓迎したい。