いかにしてビッグテックはクリエイターから搾取しているのか――Amazon Audibleの場合
テクノロジーとエンターテイメントの独占企業は、一方にクリエイターを、もう一方にオーディエンスを置く砂時計型の市場を作り上げ、その間に陣取って参入条件としてクリエイターにありとあらゆる譲歩を要求する。
テクノロジーとエンターテイメントの独占企業は、一方にクリエイターを、もう一方にオーディエンスを置く砂時計型の市場を作り上げ、その間に陣取って参入条件としてクリエイターにありとあらゆる譲歩を要求する。
テクノロジー大手の「ビッグ・ブラザー」型の監視ネットワークは、監視データを令状もなしに警察と共有し、有色人種を犯罪者とみなす人種差別主義者を刺激し、中絶を求める人やその提供者を監視・密告するためのツールを強制出産主義者に与えている。Amazonの監視帝国が強大になればなるほど、市民への脅威はますます大きくなっていく。
「Amazonのビジネスモデルは、隣接市場のライバル企業を買収し、反競争的な略奪的価格によって急速に拡大しながら、膨大な消費者データを活用して経済全体への支配力を高めることによって成り立っています。」
チョークポイント資本主義はハイテク資本主義の最終段階であり、労働者を孤立させ、消費者を囲い込み、オーディエンスへのリーチの見返りに労働者から搾取するのである。
「誰かがあなたの所有物に鍵をかけても、あなたにその鍵を渡そうとしないのであれば、その鍵はあなたの利益を守るためにあるのではない」
通常のソフトウェアもユーザをスパイしたり、データを盗み出すことはできてしまう。だが、「プログラム」を「アプリ」に変えたところで、その問題は解決されなかった。むしろ、ユーザの自衛能力を制限し、ユーザにふさわしい保護のあり方をたった2つの企業に委ねることになっただけだった。
市場はツールであって倫理的要請ではない。web3プロジェクトの中核は、市場をその価値以上に過剰評価しているというところもあるが、市場の問題を「規制当局がもたらす歪み」の結果として捉え、市場が良く機能する上で不可欠な責任あるガバナンス(別名「規制緩和」)を排除しようとしているように見えてしまう。
ブロックチェーン技術や暗号資産投資がもたらす大惨事や外部性は、たまたま生じたことでも、未熟な技術の成長痛でもありません。それは、合目的的に構築されていない技術の必然的帰結であり、大規模な経済活動の基盤としては永遠に不適当なのです。
「Appleはユーザを人質にとるためにスイッチングコストを利用してる」というFacebookの指摘は、まさにそのスイッチングコストを利用してきたからこその指摘なのである。
たしかにGoogleやFacebookなどのビッグテックは、ジャーナリズムに害をなしている。だがそれは記事のリンクを提供しているからではない。むしろ、デジタル広告市場や、その市場のデータを支配しているからこそ、デジタル広告収益の大部分を独占し、パブリッシャや広告主より優位に立っているのだ。