いかにしてビッグテックはクリエイターから搾取しているのか――Amazon Audibleの場合
テクノロジーとエンターテイメントの独占企業は、一方にクリエイターを、もう一方にオーディエンスを置く砂時計型の市場を作り上げ、その間に陣取って参入条件としてクリエイターにありとあらゆる譲歩を要求する。
テクノロジーとエンターテイメントの独占企業は、一方にクリエイターを、もう一方にオーディエンスを置く砂時計型の市場を作り上げ、その間に陣取って参入条件としてクリエイターにありとあらゆる譲歩を要求する。
ホワイトハウスがビッグテックのプラットフォーム改革に向けた6つの原則を公表した。概ね評価できる原則だが、唯一、「ビッグテックのプラットフォームに対する特別な法的保護の取り消し」だけは改革どころか破壊をもたらしかねない危険なポリシーである。
かつてSOPAに反対した多くのインターネットユーザたちは、いまや企業、個人、ウェブサイトをオンラインから「キャンセル」するよう求めるようになった。どうやら、考え方がずいぶんと変わってしまったようだ。
テクノロジー大手の「ビッグ・ブラザー」型の監視ネットワークは、監視データを令状もなしに警察と共有し、有色人種を犯罪者とみなす人種差別主義者を刺激し、中絶を求める人やその提供者を監視・密告するためのツールを強制出産主義者に与えている。Amazonの監視帝国が強大になればなるほど、市民への脅威はますます大きくなっていく。
「Amazonのビジネスモデルは、隣接市場のライバル企業を買収し、反競争的な略奪的価格によって急速に拡大しながら、膨大な消費者データを活用して経済全体への支配力を高めることによって成り立っています。」
チョークポイント資本主義はハイテク資本主義の最終段階であり、労働者を孤立させ、消費者を囲い込み、オーディエンスへのリーチの見返りに労働者から搾取するのである。
富裕層のゲーム体験を豊かにするために、貧困層がノン・プレイヤー・キャラクター(NPC)になりきることが“Play to Earn”の未来の姿かもしれない。
英国デジタルライツ団体のORGが、リズ・トラス新首相のオンライン安全法案、データ保護・デジタル情報法案への態度を批判。少なくとも、表現の自由・プライバシーの擁護は期待できそうにない。