「フェアユースが濫用されている!」――よろしい、ならば権利者削除の濫用とともに規制しよう

米著作権局のDMCA見直し議論にて、DMCAで規定されている権利者削除の濫用によりフェアユース作品が不正に削除されている問題が争点の1つとなっている。しかし権利者サイドからは、フェアユースの濫用も同様に問題ではないか、との声が上がっている。

「フェアユースでも使用料を払え」というソニーミュージックの横暴と、それを許すYouTubeのコンテンツID

YouTubeに投稿されたブルーグラス音楽のレクチャー動画が、フェアユース出会ったにもかかわらず、コンテンツIDシステムに引っかかり非公開とされた。動画の投稿者は権利を主張するソニーミュージックに取り下げを求めたが、「フェアユースであっても使用料を払う」よう要求されたという。

米ISP団体、著作権侵害を理由としたアカウント停止に反対

米国通信業界団体のUSTelecomは、誤認にもとづく削除通知や、侵害を繰り返すユーザのアカウントを停止するという昨今の動きに、反対の立場を表明した。また、ISPが削除通知を処理する以上のことを求められる必要はなく、著作権者の主張だけで加入者のアカウントが停止されるべきではないとも強調している。

著作権削除要請の28%が「疑わしい」との研究結果

Googleに送られている削除要請の28%超が「疑わしい」とする研究を、コロンビア大学American Assemblyとカルフォルニア大学バークレー校の研究者らが公表した。この研究で検証された削除要請のおよそ5%が、著作権侵害コンテンツを標的としたものではなかった。残りの24%も、フェアユースなどの別の問題をはらんでいるという。